「白で限界突破する」
そう決めたエメ太郎のその後の進撃は、腰の重い常からは想像できないくらいの破竹の勢いでした。
幸い、この時までに菜っ葉の白AFクエは2段階目が済んでおり、ヒーラーダックビル(両足)までが揃っておりました。胴はノーブルチュニックがありますし、装備の面では残り頭、両手、両脚、そして証があればマートに再々戦を挑めるわけであります。
(いや、挑むだけなら証さえあればいいんですけど、もうジジイとのお手合わせはこれを最後にしたかったので、即席装備で挑んでまたプリケツ晒す、という超お約束な展開は回避したかったのです; ほんとに……)
まずはクゥルンの大伽藍。
先日の黒の証取りの際、思いがけなく入手できたコッファーの鍵をそのまま所持していたため、小手クエのアイテムはすんなり入手することができました。
(箱の位置はすごくイヤーな場所でしたがwww 呪われまくりw)
そして、これが無ければ始まらない
「偉大な白魔道士の証」を取りにグスタフの洞門へ。
黒ソロ上げでもお世話になったここは、ある意味でエメ太郎にとっては庭のひとつ。
とはいえ、ジンクス持ちのエメ太郎。
「どうせ証はすんなり出ないだろう」と踏んでテンション維持のため視覚的に幸せな気分になれる手段で証取りにかかることに。
その手段とは……
幸福の
タルタルパーティ!
……ならぬフェロー、
「バルファル’sPT」
はい、そこっドン引かない!
エメ太郎のフェローがタルタルでバルファルなら、菜っ葉のフェローもタルタルでバルファル!w
これ、自然の摂理なり。
菜っ葉がフェロークエストを受けられるようになった時、種族は絶対「タルタルにしよう!」」と決めていました。
(調理倉庫ではなにを考えていたのか間違って首族を選んでしまったので、育成する気もなくなりました……。やはりエメ太郎にはタルタルでないとダメらしいですw)
外見も同じにしようかと思っていたのですが、
「ケアルするときに紛らわしいかな?」と思って、ボサタルくんの次に大好きな、後ろでキュッと髪をひと括りにしてるタルくんにしてみました。
(性格タイプは礼儀正しい、に。
調理倉庫のフェローは高慢な性格で……それも育成放棄した原因かもです。タルタルだったら高慢ちきだろうがなんだろうがごく自然に「いやーん、ツンデレ♪w(//▽//)w」と受け止められるのですが……。
ひと段落ついたら調理倉庫のフェロー取り直しに行くか!)
しかし名前を決めるにあたって、どーしても他の名前が自分的にしっくり来ず。悩みに悩んだ末に
「まぁ外見は違うんだし、名前は同じでいいか~」と、菜っ葉のフェロー名も“バルファル”にしたのですが、
うん、やっぱりケアル紛らわしかった!(笑)
エメ太郎のバルファルはともかく、菜っ葉のフェローはまだ30代でしたので、ゴブリンの範囲攻撃になすすべも無く、しかも初期設定の挑発するタイプだったので、すぐ昇天なさってしまわれましたOrz
その尊い犠牲のおかげか、1時間足らずで証をゲッツ!
次なるはクロウラーの巣。
クレリクパンタロンを出しに宝のカギ取りでございます。
この時点でもう夜も大変遅かったので、該当の敵のいる場所まで移動して、そこで落ちるつもりでおりましたら、ドーナツ広場へいたる道程に獣なタルタルさんの死体が……。
さらに驚いたことに、以前はドーナツ広場にいたExoray(キノコ)がそこに。
「なんでこんなとこにエクソレイがいるんだ?;」
と驚きつつも、まずはタルさんを蘇生。
起き上がるのを確認してから、そのタルさんのレベルを確認すると、なんとレベル49!
レベルからして、おそらく最初の限界のための
「エクソレイの粘菌」を取りに来たのは明らか。尋ねてみると(外国の方でした)、やはり粘菌取りだとのこと。
この時まで久しく巣を訪ねていなかったエメ太郎。
大昔、レベル上げPT(6人)で2~3時間Exorayを倒しまくって、やっと1つ2つドロップした、という遠い記憶がよみがえります。
(後日調べてみたら数年前のVUでドロップ率も強さもだいぶ緩和されたようです)
当時そこにいたそれがこんな手前にいるということは、奥には例によってレベル90台でも絡まれる敵がわんさと配置されたということで……ちょっとゲンナリ。
つまり、カギを落とす敵の配置も変わったということですからね;
これはますますカギを落とす敵の場所を確認してから落ちなければなりません。が、目の前の衰弱タルタルを放置するには忍びなく……。
「ソロでは難しい相手ですよ」と言ってもタルさんは引き下がりません。衰弱が治ったそばからペットを呼び出して、もうやる気まんまん。
いや、だから……ソロじゃペットがいてもムリだってば;;
この時エメ太郎のサポはシーフ。
キャップレベル90のサポ。……ということは、もちろんトレハン2がある状態です。
ちらり……と部屋の時計を見て、一瞬の迷いの後にタルタルさんをパーティに招き入れました。
一応、日本は深夜であることを伝え、「30分限定で良ければ手伝う」とのエメ太郎の申し出に、タルタルさんは「それでもいい」と、喜んで応じてくれました。
レベル90の臼がExorayを追い回してガスガス殴る様は、ハッキリ言ってイジメ。
広範囲のExorayを倒してもリポップ待ちの時間が出来るほどで、その間
(辞書をひきひき)雑談をしていたのですが、「LS等で、手伝ってくれるフレはいないのか」と尋ねると「自分も手伝いなのだ」という謎の返事をするタルさん。
「は?」
自分の限界突破なのに「手伝い」とはこれ如何に。
ひょっとして自分は業者の手伝いをしてしまっているのだろうか? でも今日日の業者ならこんな効率の悪い限界突破の仕方はしないはず……、そんなことを考えてクエスチョンマークを飛ばしていたエメ太郎に、タルさんはこう続けました。
「my son's help :) 」
息子ぉおおおっ!w
学校なのかどうか知らんが親にゲームを手伝わせるな!wwwww
てか、親父(母?)もできるかどうか知らずに請合うなと!(爆笑)
いやもー……夜中でしたけど大っ爆笑させていただきましたw
そんなこんなで約束の30分以内にアイテムがポロリ。サポシの面目躍如、海の向こうのタル使いの息子さんも親御さんに尊敬と感謝の念を注ぐことでしょうw
(というか、親もこの機会にプレイ始めて息子と一緒に遊べばいいのにw)
上機嫌でタルさんと別れたエメ太郎。ドーナツ広場へ続く坂道を、菜っ葉を伴い下っていくと、予想通り「ちょうど」「つよ」の敵がごーろごろ。
上でタルさんの死体に行き当たらなかったら、おそらく以前の感覚で、インスニなしで踏み込んで菜っ葉もろともフルボッコであの世行きだったことでしょう。
菜&太郎ともインスニをかけて、まずはぐるっとドーナツ広場を一回り。
どうやら広場には新顔だけで、旧知であるカギ敵はいない模様。中央の、以前はExorayや同レベルのカブトムシの溜まり場だったところも覗いてみましたが、ここは何もいなくなっていました。
コッファーのカギを落とす敵はレベル60~65。
Helm Beetle(カブト)は59~62と、当たりはずれがあるので、ここは手堅く60以上のサソリ(Crawler Hunter)かクロウラー(Knight Crawler)を相手にしたいものです。
広場がまったくアテにならなかったので
(というか危険;)、引き返して反対側(MAP2)へ行こうかと思いましたが、念のためにさらに奥へ続く西側の通路へ向かいます。
と、入って少し進んだところへ宝箱が!
ぐはぁああああっ;
今カギさえあればっ、カギさえあればここでパンタロンが手に入ったのにぃいいいぃっ(´;ω;`)
きっとログアウトして、翌日あらためてカギをゲットしたときにはもう位置は変わっちゃってるんでしょうねOrz ヴァナの神はどうしてこういう意地悪をするんでしょうか(泣)。物欲センサーも容赦ないしっ!
上機嫌が一転、暗雲漂う気持ちになりながら先へ進んでいくと、懐かしのHelm Beetleたちが。
「おお、いるいる。じゃぁこの奥にサソリとクロウラーがいるな」とアタリをつけて、さらにさらに奥へ。
予想通りサソリ、クロウラーとも確認♪
当然太郎には絡まないレベルなので、ここでは菜っ葉のスニだけ注意していれば危険はありません。
「よし、じゃぁさっきのカブトムシ(Helm~)」の手前でログアウトしておこう」
と、事件は彼らのいる広場を突っ切ったときに起こりました。
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