足掛け8年使い続けたDELLのデスクトップPC、Dimension8400が壊れて凹んだとか、なれないWindows7のOSにFF叩き込んだらやりにくくてしかたないとか、無線の設定が脳みそ腐りそうとか、そんなことはどうでもいい。
(この文章書いてる今も使い勝手が悪くてキーボード破壊しそうですが……)
昨日、夜中にちょっと無理をしてシャウトに乗った野良PTで、念願のオリゾン胴型紙が10枚そろって嬉しいとか、普段なら狂喜乱舞してそうなことも、この際どっかへほっぽっときます。
本日の主役は故トーマス・デルフライン氏(享年44歳)と、彼に育てられた北極グマ、クヌート。
この素敵な1人と1匹であります。
(写真:クヌート公式ブログより流用)
リアルのエメ太郎をご存知な方々は既存の事実、ヴァナでのワタクシしか知らない方々も普段からのタルスキーな言動からお察しの通り、エメ太郎、かなりの「可愛らしいもの」好きであります。
(ワンピースのチョッパーとかチョッパーとかチョッパーとか……)
母クマに育児放棄されたクヌートも例外ではなく、人工哺育されたホッキョクグマとして度々メディアに取り上げられた彼のことは、以前からとても興味を持っておりました。
クヌートのドキュメンタリー(他の自然のホッキョクグマの親子、ベラルーシで母親を人間に射殺されたヒグマの兄弟も含む)が出来上がったと聞いたときは、映画館にぜひ見に行こうと思っていましたが、タイミングを逃してしまい、これまで見ることができていませんでした。
が、先日WOWWOWで放映されることを知り、さっそくチェックして我が家の録画マスター"シャイニングかーちゃん”(命名・ハム太郎w)こと母にHDD録画を頼み、母、姉、エメ太郎の3人で鑑賞。
いや~。もう、言葉が出ませんね。
しいていうなら、
かわいい!
この一言につきるでしょう。
外見だけでなくて、行動がかわいいというか、予測できないというかw
(写真:ウィキデペアより流用)
なんとなく、いつも
たりーん、
てれーんとしてるんですよwww
それは大人になって、メタボ体型になってからも変わらないんですが、やはり子供の時は子供特有の、あの反則的な可愛らしさもあって、なんとも言えないしぐさ満載で、鑑賞者3人とも頬が緩みっぱなし。
歩くときも走るときも、
でべでべでべでべ、、、、、べちょ! みたいな、お前絶対足腰弱いやろっwww というツッコミ入れたくなるくらいよくコケ、よく転がり、よくヒラメになっていました。
この愛らしさはもう、筆舌に尽くしがたい!見ていただくのが一番です!
……と、ちょっとどこかの手先のような宣伝してしまいましたが。
まじめにかわいいです。
かわいいだけじゃなくて、温暖化が叫ばれて久しい地球についての環境へも思いが及ぶきっかけになるんじゃないかな、と思います。
鑑賞後、クヌートにとって母ともいえるベルリン動物園の飼育員、トーマス・デルフラインさんが2008年9月に亡くなったとのテロップが流れ、ショックを受けた中、同じように驚いていた姉が「原因なにか調べて」というのでネットを開いてみたら……。
クヌート急逝
の文字が画面に表示され、目を疑いました。
「……え?」
見間違いだよね? クヌートじゃなくて、トーマスさんだよね?
おそるおそる、該当の場所をクリックすると……。
間違いありませんでした。
2011年3月19日。
多くの人に愛されたホッキョクグマのクヌートは、池の中に浮かんで死んでいるのが見つかりました。
遺伝的に受け継いだ脳の疾患により起こったてんかん発作で池に転落、そのまま肺に水が流れ込んで溺死したとのことです。
苦しんだのかな。
怖かったろうなぁ……。
死因を調べるにつれ、涙で画面がゆがんでいくほど泣けてしまいました。
発作を起こしてから、あっという間に何もわからないまま天国へいけたのならいいのですが。
2007年に環境保護大使に任命されていたクヌート。
昨今、地球温暖化によりシロクマの大地、北極の氷がどんどんなくなってしまっています。このまま温暖化が進めばシロクマは絶滅してしまいます。
その温暖化にストップをかけるためには国々や人間個々の努力が必要となります。
その愛らしさで人々を魅了したクヌートが環境保護大使に任命されたというニュースを聞いて、ほんの少しでも温暖化の阻止に思いを馳せた人も多いのではないでしょうか。
そのクヌートの突然の死。
なんだか本当にいろいろと考えさせられます。
トーマスさんの死因は心筋梗塞。
天国でまたふたり仲良く遊んでるといいな。
(写真:ウィキデペアより流用)
クヌートとトーマスさんのご冥福を心からお祈りいたします。
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