やらねばならないことを先延ばしにする悪癖があるエメ太郎。
夏休みの宿題もやらねばやらねばと思いつつ放置し、始業式の前夜にやっと
(姉を巻き込んで)手を付けるという阿呆な子供でありました。
その習性は社会人になってもいっかな改善されることはなく……
(物事を習慣づけたり、計画的に進める能力が欠如してるんでしょうね…Orz その代わり、「やる」と決めて取り掛かったことは徹底的にやるんですが……そこに至るまでが我ながら腰が重い)
そんな訳で書きたいブログネタも現在、飽和水溶液状態で新ネタが入っても消化しきれなくなってまいりました(笑)。
そのうちなにが書きたかったのか忘れてくる始末;
(年を取る、ってヤーネー)
しかし、タルタルラバーとして、これだけは書く!
書かねばならない!
……って、まぁ今更ですが、先日菜っ葉がめでたく限界(マート戦)を突破いたしました。
しかし、そこに至るまでの苦労は長かった……w

あの“限界ジジイ”ことマートに敗北した、昨年秋の「屈辱の9月」から、早4ヶ月余。
破れた証の残骸を見つめて途方にくれつつ、
「まぁ、最初はこんなもんよねっ;
スキルなんて真っ白しろだったしっ!」
と、自らを慰撫し、なんとかテンションを上げて、菜っ葉の黒AFの残りを揃えながら、
「偉大な黒魔道士の証」を取り直しに行くところから再起の道は始まりました。
残りといってもマートとの初戦時に、すでに胴以外のAF1は揃えていた菜っ葉。
前回はINTを重視するあまり
連邦軍師制式コート(防31 INT+1 MND+1 CHR+1 耐光+3 耐闇+3 Lv.50~)を選んでしまったわけですが、ヒュームと違って、タルタルは元来INTに恵まれた種族。
それを鑑みず防御力と 弱体スキルに勝り、かつVIT+5の能力を持つ
ウィザードコートを無視してしまったのも敗因のひとつだったと考えられます。
(……タルタルがか弱いのは知っていたけれど、想像以上でしたよ……Orz|||)
AF1の黒胴が出るのは修道窟の宝箱の中から。
「よし、どうせならカギと一緒に証もとっちまえー」ということで修道窟のオーク、Orcish Hexspinner(黒)を襲いにいくことに。
Orcish HexspinnerといえばNM。
修道窟にいるオーク王とその影武者(ともにHNM)の側近ですね。
王はほぼご不在なので特に心配することはないのですが、側近NMはもう1匹いらっしゃいまして、その名をOrcish Warlordと申します。
暗黒さんですね。
修道窟に篭ること数時間、カギはなんとか自力で2本出せたのですが
(太郎はリンバスで黒AF1胴を強化していたので、クエの受け直しをしておりました)、証が出ない、出にくい!

どうやらこれは例によって
「エメ太郎ジンクス」が発動している様子。
仕方がないので、丁度良くPOPしていた首姉弟を呼ぶことに。
「首やん、弟(あーこ)用に魔法とか欲しくなーい?」(猫なで声)
自らの支援用に、あーこを後衛ジョブ中心に育てている首。
当然黒も育てているのですが、菜っ葉同様、ガIII系や古代魔法の入手に苦労しております。
(一部の精霊魔法って、まだ結構な値段なんですよね;)
思惑通りに二つ返事で修道窟にやってきた首'sのおかげで、殲滅速度が上がる上がるw
証もちらほらと出始めたのですが、偉大な
モンクやらナイトやら暗黒騎士やらの証ばっかいらんわーっ(怒)
(ノ ゜Д゜)ノ ==== ┻━━┻
いや、殲滅速度が上がったおかげでお目当てのOrcish Hexspinner(黒)のリポップまでが暇で暇で……。
退屈しのぎに雑談しつつ、周囲のザコをひっかけてたら、いらん証が出てくる出てくる(苦笑)。
最初はこまめに捨ててたんですが、捨ててもどんどん流れてくるのでついにはそのまま入れっぱなしにしておく始末。
(エクレアですし、持っておけば同じ証はもう流れてきませんからね……)
やっと
「偉大な黒魔道士の証」が出てくれたときには、もう相当な深夜でありました。
すでに睡魔に敗北しかかっていた首姉弟は速攻でログアウト、エメ太郎もさすがに疲れたのでモグハウスに入るなりシャットダウンしたい誘惑に駆られたのですが、ふと見れば太郎も菜っ葉も証やらなにやらでカバンがぱんぱん。
「次インしたらすぐマート戦やりたいしな~」
後から思えばここですぐ寝ておけば良かったのかもしれません。
しかし、ただの荷物整理でもあなどれないのがFF11。
アイテム売却の移動や、装備の出し入れだけで軽く数十分、なんてこともザラなわけで。
次回ログイン後にスムーズな進行をしたいと考えたエメ太郎は、そのまま眠い目をこすりつつ2人ぶんの荷物整理を始めたのでした。
そして、マートに勝利する気まんまんでログインした翌々日。
普段は逆なのですが、この日はブログ用にSSを保存するため菜っ葉がPCで、太郎が箱でそれぞれログイン。
これは自分だけなのか、それとも他の人も同じなのかはわかりませんが、常とは違うアカウントでログインすると、金庫やカバン等に収められたアイテム類の並びがぐちゃぐちゃになっている、ということがあります。「せいとん」機能を使えばいつもの状態に戻るのでなんということはないのですが、………違和感を持ったのは、エメ太郎の方のカバンを整頓したときでした。
「あれ?」
そこには
「偉大な暗黒騎士の証」がありました。
すでに限界を越えて久しいエメ太郎。特にマート帽を目指しているわけでもないので、やたらめったら流れてきた証の類は、前回ログアウトする前に全廃棄したはずでした。
それが何故ひとつだけ残っているのでしょう?
しかも、
暗 黒 騎 士 。
確認するよりも早く、自分の眉間に皺が寄るのがわかります。
「杞憂であってくれ」と願うそばから胸に広がる「ヤッチマッタ;」感。
とにかく確認しなければ始まらない。
太郎のカバンがどうあれ、菜っ葉のカバンに黒魔道士の証があればいいのです。
エメ太郎は、なかば祈るような気持ちで菜っ葉の画面を確認しました。
確認し……
そして、深い溜息をつきました。
ない。
ない!;
エメ太郎のカバンに「暗黒騎士の証」はあっても、菜っ葉のカバンに「偉大な黒魔道士の証」が……、
証が……、
……あぁ…証が、、、ない! Σ(゚Д゚||;)
サッチェルはもちろんモグサックも、金庫もロッカーも、果ては
(あるはずがないとわかっていても)収納家具まで見ても、証が、ない。
・・・・・・・( ゚д゚) ボーゼン
自失すること、数分
(秒?) 。
ハッ ( ゚д゚ )彡
と、我に返ったエメ太郎が真っ先に思ったことは、
「どうしよう;」
でした。
どうして証がなくなったのか。
証がないことがハッキリした今、そんなことを考えてみても始まりません。
(寝ぼけた状態で荷物整理をし、黒魔の証を残して他の証を全部捨てたつもりが、暗黒と間違えていたという;
それ以前に菜と太郎のカバンを取り違えていた時点でもう致命的というか、救いようのない痛恨のミス……Orz
おそらく、菜のものと思いこんだエメのカバンを整理した後、黒魔の証は菜のカバンに入っていた他の証とともに景気よく処分されたと思われます……ハイ、他の誰でもないこのバカタレ自身の手によって・・・)
この時、エメ太郎の胸によぎった「どうしよう;」、は首に対してでありました。
魔法をエサに呼び出したものの、実のところ魔法はお互い既に持っているものしかドロップせず、しかもかなりの時間拘束した挙句に出た証を
「間違って捨てちゃった~w えへ♪」などと、どうして言えましょう……
Orz|||
(うん、まぁエサなんかなくても普通に頼めば来てくれるんですけどね)
普段、首だポチだとこき使ってる鬼なワタクシではありますが、感謝の気持ちがないわけでは決してなく。
(タルタルの方が常に優先されるというだけの話で)
自分のやりたいことの手を止めてまで手伝ってくれた人
(?)の時間を無駄にして平気でいられるほど面の皮が厚いわけでもないのです。
とにかく、このまま自助努力なしにまた他人様の手を借りることはエメ太郎の矜持が許しません。
取るものもとりあえず鈍器を手に菜っ葉を連れて一路オズトロヤへ。
ここで数時間粘るも
(関係ない証は売るほど出ましたが!)黒の証は出ず、「ならば気分を変えよう」と日を改めクゥルンの大伽藍へ転進するも、カギ以外の収穫はなく、見破りNM(Ruby Quadav)にひっかかったのが原因で大リンクを引き起こし、命からがらエスケプで脱出。
「もうこれはアレか、元居たところから取れってこと?」
ってことで修道窟へ逆もどり。
ハイ。
1人なのにNMから証を強奪しようとか、あまりのドロップの悪さのせいで、ちょっと判断狂ってたかもしれません。
しかしある意味では、証取りで一番篭っていた時間が長い修道窟の方が勝手知ったるなんとやらで、狩場として慣れている、という理由もありました。
「リポップの時間管理と釣りさえ気をつければなんとかなる」、と。
いつもの通路を通り過ぎ、王の台座を横切ってキャンプにしていた通路へ。
ちゃっちゃと掃除を済ませ、スキル上げを兼ねて菜っ葉にOrcish Hexspinnerのバイオ釣りをさせます。
釣ったNMへエメ太郎がサイレス&フラッシュ
(場合によってはリンクした敵にリポーズ)を叩き込んでタゲを取り、後は2人してひたすら殴って殴って殴りまくる、というのがいつものやり方なのですが、この日はちょっと勝手が違いました。
Orcish Hexspinnerにバイオを突っ込む菜っ葉。
あとは振り返らずに、リンクを防ぎつつ太郎のところへ誘導するのですが、ちょこまかと逃げる間にOrcish HexspinnerやアンコックなOrcish Warlordから魔法を叩っ返されることがあります。
バイオとかII系くらいまでの精霊魔法など、詠唱が短いものなら大歓迎なのですが、古代とかだと詠唱時間が長く、追いかけてくる(動く)まで時間がかかるので、ちょっと面倒だったりします。
この日。
菜っ葉が太郎のところへ戻ってくる間にくらった魔法は、バイオ、エアロIII、そして……ディア。
ディア? (゚Д゚;)
最初はリポップしたオークのザコナイトがリンクしたのかと思いました。
が、逃げてくる菜っ葉の背後にキラリと光る金色の影。
黒NM&暗黒NMの
「真っ黒NMコンビ」のさらに後ろから追いかけてくる、そのオークは……
ドーン!(笑)
Orcish Overlord
うっひょうw オーク王(影武者)だよwwwwww
(長いFF11人生、過去以外で初めてこの姿を見ました)
ある意味大当たり?
でも、こんな当たり方はイヤすぎるwwww
どうせなら証が当たって欲しかった!;;;
※SS撮るどころの騒ぎじゃなかったので、左の写真はFF11用語辞典より転載。
黒NM+暗黒NM+ナイトHNM。
NMはNMでも真っ黒コンビだけならなんとかなったかもしれない。
けれど影武者の方とはいえ、HNMはHNM。
(……が、あとで確認したら影武者はLv.75で、レベルだけなら他2匹のNMと大差ない数字でした)
普通ならここでエスケプなりテレポなり、脱出を講じるのが正しい選択だったでしょう。
うん。
でも、さっきも書きましたが、この日の私の判断力は相当狂ってたんですね!
初めて見た黄金マスクにアドレナリンが過剰分泌されてたのかもしれません(笑)。
逃げるどころか、リレイズの確認もせずに抜刀。
「っしゃーっ(゜Д゜#) ゴルァ!!
Lv.75キャップ時代のHNMがなんぼのもんじゃゴルァッ!
こちとら70の黒と95の臼じゃオリャァ!
カカッテコイヤー!!(#゜Д゜) 凸」
数十分、頑張りました。
(30分以上は生きてたと思います)
菜っ葉が沈んだ後も、臼はひとり奮戦を続け、Orcish Hexspinner(黒)だけは何とか倒しました。
(でもやっぱり証はでなかったw)
リポップしたザコが後ろから襲ってこなければ、暗黒さんも何とかいけたかもしれない。
けれど、暗黒さんと刺し違えるまで@ちょっと……というところで、臼も地べたを舐める結果となりましたw
戦いに夢中になりすぎて、太郎も菜っ葉もリレ切れ状態でHPへ帰還。
しかし悔いはなし!
あるとすれば……これだけやっても証を得ることが出来なかったことでしょうか。
「もう、これは謝るしかないよなぁ……」
ということで、数日に渡ってコソコソとあがいていたエメ太郎。
意を決して証を捨ててしまったことを首に正直に白状し、再度首パワーを借りて
「偉大な黒魔道士の証」を取ることになったのでした。
また魔法狙いで修道窟に行ったんですが、殴り始めて1時間くらいで出ました。
……証が出たのは嬉しかったんだけど。
嬉しかったんだけど、
……なんで私だけのときは欲しいものがすんなり出ないんだろう?
謝ったときに首の返事が「wwwww」だったのが唯一の救い。
ありがとう、首よ!
そして出たてホヤホヤの証を握り締め、いざル・ルデの庭へ!
待たせたな! マート!! (゜Д゜)9
装備よし!
食事よし!
拾ったプロテスリングの使用もよし!
ちーん。。。。
うん、もうね……; 心が砕け散りましたよ。
戦闘ログを見直しましたが、前回と違い今回は古代魔法のレジは2度とも一切なし。
半レジもありませんでした。
黒の限界の勝利条件は、精霊魔法で1,800以上のダメージをマートに与えること。
フリーズ2発で菜っ葉は合計1,400弱のダメージを出せていましたが、その後ガIII系魔法で畳み掛けようにもことごとくマートのパンチで詠唱中断させられており、HP回復の優先を余儀なくさせられています。
その間にマートからのガ系魔法を連続でくらい、最後はスタンで動けなくなったところを、びたんびたんと2度殴られて戦闘不能に……
やはり詠唱中断の多さや、被弾したときのダメージなどを見ると、スキル不足は否めません。
種族差よりも、問題はそちらの方にあるようです。
しかし、スキルを青字にするにはまだまだ大変な時間がかかりますし、それを待っていてはいつまでも菜っ葉は日曜のアビセア活動でお荷物のままです。
2垢なので、元々動作の遅いエメ太郎と同程度の動きさえ菜っ葉には期待できませんが、白ならエメ太郎が沈んだ際のサブ回復、黒なら太郎の動きの合間を縫っての黄色弱点狙い
(出来るかどうかは謎ですが)など、そろそろ参加させてもらっているだけの働きをしたいところです。
それを考えると、やはりマートは早急に破らねばなりません。
……この時点でエメ太郎は菜っ葉の黒による限界突破は諦め、太郎の時と同じく白魔道士での突破を決意したのでありました。
「菜っ葉の顔も三度まで : 弐」に続く。
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